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□□■ 果物&健康NEWS Vol.144 ■□□
■ 2007年3月23日(金) ■
みなさん、こんにちは!
特集は「地産地消に関する意識・意向調査結果」です。
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毎日くだもの200グラム以上食べましょう!
公式ホームページは http://www.kudamono200.or.jp
果樹農業は未来を拓く! Do! our BEST.
:::■ メニュー ■::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
◇ くだもの健康豆知識:マンゴー
◇ 今週のレシピ:マンゴー
◇ 地産地消に関する意識・意向調査結果
◇ 品種紹介:マンゴー「アーウィン」
◇ 勝ちゃんの家庭で楽しむ果物作り、こんな時どうする(第50回)
◇ 読者から:論文掲載について
◇ 果物おもしろ記録:世界一重いマンゴー
◇ 読者から:メルマガ配信数アップのために
◇ 読者から:購読者増のアイディア
◇ 果物花便り:丸亀市桃の花まつり
◇ 読者から:
◇ 編集部より
□ くだもの健康豆知識:マンゴー
マンゴーは、代表的なトロピカルフルーツです。原産地は、インドからインドシナ半島周辺と推定されています。インドでは4000年以上前から栽培が始まっており、仏教の経典にもその名が見られます。インド、メキシコ、フィリピン、タイ、オーストラリアが主な生産国で、日本では沖縄県、宮崎県、鹿児島県、和歌山県などで栽培されています。
熟した果実は、β-カロテン(プロビタミンA)やビタミンE、ビタミンCを多く含んでいます。マンゴーは、ウルシ科の植物であるため稀にかぶれることがあります。
□ 今週のレシピ:マンゴー
○ マンゴーとピーチのクラフティ
マンゴーとピーチのフルーツグラタン風レシピです。温かくても冷やしても美味しいとのことです。
材料 (4人分)
マンゴー 3個、ピーチ(缶詰) 2個、レーズン 30g、白ワイン 20cc、卵 4個、牛乳
60cc、生クリーム 40cc、グラニュー糖 60g、薄力粉 40g、ラム酒 大さじ3杯
下記のdoleサイトで作り方と出来上がりを見ることができます。
http://www.dole.co.jp/recipe/r_html/r032.html
○ ケサディーヤ(マンゴーとアボカドのディップ)
ビールにも合う南米発のスナックメニューとのことです。
材料(4人分)
トルティーヤ 2枚、モッツァレラチーズ(ピザ用チーズでも良い) 60g、マンゴ1個、アボカド
1/2個、香菜 少々、レモン汁 大さじ1杯、塩、こしょう 各少々、トマト 少々、クリームチーズ
30g
下記のdoleサイトで作り方と出来上がりを見ることができます。
http://www.dole.co.jp/recipe/r_html/r253.html
□ 地産地消に関する意識・意向調査結果
農林水産省は地産地消に関する意識・意向調査の結果を公表しました。調査結果から消費者は、地産地消について「新鮮な食材を買える(とても78.0%、やや20.2%)」、「安全な食材を買える(とても55.4%、やや33.7%)」、「生産者が身近に感じられる(とても45.6%、やや45.0%)」、「おいしい食材を買える(とても49.4%、やや40.0%)」、「安い食材を買える(とても37.7%、やや37.0%)」と評価しています。地産地消の取り組みに対する期待が大きいことが分かりました。
農業者の回答との比較から、消費者は農業者が思っている以上に地産地消に魅力を感じています。特に「おいしい食材を買える」で消費者と農業者の意識の開きが大きく魅力的と考えています。安全性に対しても農業者より消費者の方が意識していることも今回の結果から明らかとなりました。
質問5項目と回答のまとめは下記の通りです。
1) 地産地消に関する農業者及び消費者の意識
日常生活での食材の買い物や食事等において、地産地消をどの程度意識しているかについては、農業者及び消費者ともに9割が「意識している」を選択しています。
2) 地産地消の取組による消費者への利点に関する農業者及び消費者の意識
地産地消の取組による消費者への利点に関して、農業者が「消費者はどのように感じていると考えるか」と、消費者が「どのように感じているか」については「新鮮な食材を買える」において、農業者及び消費者ともに9割以上が「魅力を感じている」を選択しています。
3) 地産地消の取組による営農活動等への利点に関する農業者の意識
地産地消の取組によって、営農活動等にどのような利点があると考えるかについては「不揃い品や規格外品も販売可能となる」及び「農業者の生産意欲が高まる」において、農業者の8割が「利点がある」を選択しています。
4) 地産地消の取組による効果に関する農業者及び消費者の意識
地産地消の取組によって期待できる効果については、「食や農に関する消費者の理解と関心が高まるなど食育につながる」及び「地域の生産者等と地元食品企業や学校等との連携が生まれるなど、地域全体の活性化につながる」において、農業者の8割、消費者の9割が「期待できる」を選択しています。
5) 地産地消を促進するための情報に関する農業者及び消費者の意識
今後、地産地消をより一層促進するために、どのような情報を必要とするかについては、「地産地消の意義や効果」「生産者や生産地域の情報」「地元の農産物が購入できる場所の情報」及び「生産物の情報」において、農業者の8割以上、消費者の9割以上が「必要と考える」を選択しています。
調査結果全文は下記のサイトで読めます。
http://www.maff.go.jp/www/chiiki_joho/cont/2007031201cyosa.pdf
□ 品種紹介:マンゴー「アーウィン」
「アーウィン(Irwin)」は、我が国で最も多く栽培されている
マンゴーの品種です。果皮が赤いためアップルマンゴーと呼ばれることもあります。豊産性で、6月〜8月上旬に収穫されます。果実は400g前後の長卵形で、糖度は14度前後、酸度は0.15%程度です。
「アーウィン」の果実は下記のサイトで見られます。
http://www.tropicalfruitnursery.com/mango-viewer/
pages/%27Irwin%27%20mango.htm
□ 勝ちゃんの家庭で楽しむ果物作り、こんな時どうする
第50回 家庭で楽しむブルーベリー栽培18 繁殖その7
5.実生繁殖−自分の品種をつくってみよう
種子を播いて育てることを実生(みしょう)繁殖といいます。普通、実生の利用法としては、一般的には新しい品種をつくる育種目的が主な利用法です。苗木の養成等の台木として利用されることもありますが、育種以外での実生の利用はほとんど考えられません。
日本で栽培されている大部分の品種はアメリカなどから導入されたものですが、日本で育成された品種に群馬県育成の「おおつぶ星」と「あまつぶ星」があります。この品種は「コリンズ」と「コビル」の自然交雑実生の中から選ばれた品種です。ブルーベリーの実生を庭に植えて、自分の品種作りに挑戦してみませんか。
1)種子の取り方:
ブルーベリーの種子は極めて小粒で、食べる時に気にならない程度の大きさで、1果中におよそ60粒程度含まれています。その中で褐色で硬く厚味のある種子が発芽能力のある成熟した種子です。
種子を採るには、少量なら口の中から選びだすこともできますが、多量に採取したいときは、成熟した果肉の柔らかい果実を小皿などの容器の中でつぶし、もみほぐすと底に種子が沈んできます(水と良くかき混ぜると分離しやすい)。底に沈んだ種子を集めれば種子が取れます。
種子は乾燥させると発芽力が低下するので採取してすぐに蒔く、取蒔き(とりまき)がお勧めです。ただし、発芽するには一定の休眠が必要なのですぐには発芽しません。発芽の状態は始めにゴマ粒よりやや大きめの緑色の双葉がでます。
昨年夏に取蒔きした7粒の種子が10月の終わり頃からぽつぽつと全て発芽し、今1cm程度になっています。これからの1年間でどの程度の大きさに生育するかを楽しみにしています。すぐ蒔けないときはポリ袋に入れて冷蔵庫(4〜5℃)に保存しておき、2月下〜3月上旬頃蒔きましょう。
2)種の蒔き方:
容器は深さ10cm程度の鉢などを用います。用土はピートモス単用か ピートモス70〜80%に鹿沼土を20〜30%混合した用土でよく発芽、発根します。ブルーベリーの種子は明発芽(光を受けて発芽する)種子なので、覆土を厚くすると発芽が難しくなります。そのため覆土はしないかほんの少し水苔やピートモスで覆いをします。
用土は十分に吸水させておき、湿った状態でその上に2cm程度の間隔で播種し、播種後は乾燥させないように灌水しますが、過湿は避けます。灌水は種子が移動しないようジョウロで柔らかく灌水します。この外、種子を取り出さないで完熟した果実をつぶしてそのまま蒔き床の上に置いて発芽させる方法もあります。
3)苗木の養成:
発芽し、苗の全長が5cm程度になれば黒ポリポット等にピートモスと鹿沼土を等量混合した用土を用いて鉢上げします。根の活着後は生育促進のため緩効性肥料などを施します。順調に生育すればハイブッシュブルーベリーで3年〜5年くらいで花芽を持つでしょう。
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※ 家庭で楽しむブルーベリーの栽培は今回で終了いたします。今 後取り上げてほしい果樹や果樹栽培でお困りのことなどがありま したらメールを下さい。お待ちしています。
□ 読者から:論文掲載について
私は、管理栄養士として、働いています。
いつも掲載される果物が病気に有効とされる科学的根拠として論文を掲載する件についての意見です。昨今のメディアでの健康情報番組で、その使い方の問題提起がされております。この配信されるメールにおいても、万人に対し果物が病気に有効な印象を与える印象を受けてしまいます。国の機関ですので、掲載内容には検討が必要でしょう。(Y.K.)
【編集部より】
メールありがとうございました。最近メディアで不適切な論文の引用が問題となっていますが、果物&健康NEWSでは科学分野の慣行に従い適切に引用しております。また、果物の健康効果を裏付けている科学的根拠として論文の引用は必要と考えております。
この件は大変重要なポイントなので次回「信頼できる科学論文とは」などについて詳しく解説したいと思います。この問題に関連したご意見、ご質問をお待ちしています。
□ 果物おもしろ記録:世界一重いマンゴー
2005年10月中旬、ハワイ・ビッグ島でColleen Porterさんが収穫したマンゴーは、5ポンド7オンス(2.466kg)で世界一重いマンゴーとしてギネスブックに掲載されました。このマンゴーの品種名は「Keitt」で、人の頭ほどの大きさです。
下記のサイトに世界一重いマンゴーの写真が掲載されています。
http://www.redorbit.com/modules/imglib/download.php?
Url=/modules/news/upload/cff26c76612fdf1b24b76becff1ac3ab.jpg
□ 読者から:メルマガ配信数アップのために
大阪で病院薬剤師をしております。メール、いつも楽しみにしております。
メルマガ配信数アップのためには、下世話な話ですが、やっぱり読んで得をするかもしれないという(スリル?)が人をひきつける(?)と思われるので、新しい果物や新しい品種のプレゼントコーナーなどを作られてはいかがかと思うのですがどうでしょうか?
プレゼントは1個でもOKです(私の場合)。これから売り出す新しい果物の味見ができるというのはとても楽しみなんですが、いかがでしょうか?
これからも楽しみにしております。(銘田)
【編集部より】
プレゼントのアイディアありがとうございました。予算がないのでどこまでできるか、実現に向けて検討させていただきます。
□ 読者から:購読者増のアイディア
「果物&健康NEWS」いつも大変楽しく拝見しています。
購読者数を増やすアイデアについて、143号に読者の方からのご提案が載っていましたが、私もベジフルマイスターです。本当に、この資格にとっては、本メルマガはドンぴしゃりの内容で、私も勉強するにあたり、大変お世話になりました。一昨年から購読し始め、すべてプリントアウトしてファイリングしています。当然、購読者数もすごいのだろうと思っていたので、それが伸び悩んでいらっしゃるというのは驚きました。とてももったいないです。
マイスターになりますと、消費者の方々、青果流通の方々、生産者の方々と面識ができ、いろいろな集まりに参加する機会がありますので、これからぜひこのメルマガを宣伝していきたいと思います。(本当は秘密にしておきたいくらいなのですが(笑))
さっそくですが、現在、宣伝パンフレットのようなものはありますでしょうか?(142号を見ますと、すでに講演会でパンフレットを配っていらっしゃるご様子ですので…)私は川崎在住ですが、東京や横浜には八百屋さんや青果流通にかかわる方たちの独自の勉強会があります。4月1日にも50〜60名規模で開催されます。主催者の方と面識があり、資料に混ぜて配布したら…と思いました。
多彩で有益な情報を、これからも楽しみにしております。(神奈川県:yukahito)
【編集部より】
パンフレットを送らせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。また、パンフレットが必要な場合、本メルマガ宛に連絡いただければお送りします。
□ 果物花便り:丸亀市桃の花まつり
香川県丸亀市飯山総合運動公園で第9回桃の花まつり(4月1日(日) 8:30〜14:00)が行われます。桃の里にこにこウォーク、フリーマーケット、バザー、どぜう汁の販売などの催し物があります。
イベント・催しの紹介は下記のサイトにあります。
http://www.city.marugame.kagawa.jp/itwinfo/i4186/
飯山総合運動公園は下記のサイトです。
http://www.citydo.com/sakura/spot2007/415.html
□ 読者から:
この果物ニュースを読み始めて、果物を、ほぼ毎日摂っています。最近の柑橘いろんな種類を味わっています。今、清見とりんごが部屋にあります。(by
砂町隆)
「毎日くだもの200グラム運動」のロゴマークを使おう!
http://www.kudamono200.or.jp/undou/copyright.htm
☆ 編集部より ☆
今回の調査で、消費者は地産地消の取り組みに大変魅力を感じていることが改めて分かりました。北海道余市の講演会でも地元の果物に対する思いの丈を知りました。(tnk)
サクラ満開も間近ですね。東京都内も最近の暖かさにつられ、少しずつ咲き始めました。小学校の頃、学校の校庭のサクラの木に実るサクランボをよく食べていました。酸っぱくてそれほど美味しいものではなかったですが、口の回りを紫にしてまで食べていたぐらいなので、その当時から食いしん坊だったんだなあと思います。(uru)
ここ数日、送別会等が続き暴飲暴食ぎみです。来月からは気を引き締めて規則正しい食生活をしたいと思います。(sk)
果物&健康NEWS ご愛読に感謝申し上げます。
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ご協力に感謝いたします。 編集長 敬白
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