ほぼ週刊メールマガジン「果物&健康NEWS」

第43回 果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防


  

      
□□■ 果物&健康NEWS Vol.43 ■□□
   ■ 2005年1月28日(金)    ■


みなさん、こんにちは!
今週は果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防についてです。
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毎日くだもの200グラム以上食べましょう!
公式ホームページは http://www.kudamono200.or.jp



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 ◇ 果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防
 ◇ 食育コーナー
 ◇ 今週の学校給食レシピ
 ◇ 健康ニュース:日本食品標準成分表改定
 ◇ 読者から
 ◇ 編集部より



□ 果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防

 しみ、そばかす、しわの予防には果物の摂取が有効です。日焼けをすると肌が黒くなりますが、これは紫外線の影響で作られる黒い色素メラニンの働きによって起こります。この現象は皮膚の非常に浅い部分で起きるので、新陳代謝により細胞が入れ替わり、数ヶ月後、肌は元に戻ります。このメラニンは、紫外線をよく吸収するので、皮膚のダメージを小さくする作用があります。しかし、何らかの異常で、メラニンが過剰に作られると、皮膚の新陳代謝が間に合わなくなり、メラニンは表皮内にとどまり沈着してしみ、そばかすとなります。

 カキやカンキツなどに多く含まれているビタミンCは、メラニン色素の合成に関与するドーパキノンをドーパに還元する働きがあり、色素生成の進行を阻害します。また、メラニン自体を無色の還元型メラニンに変換して肌の色を元に戻します。

 できてしまったしみやそばかすをとるには、皮膚や粘膜の新陳代謝を活発にする必要があます。新陳代謝を活発にするには、ビタミンEの摂取が有効です。モモやキウイフルーツなどに多く含まれているビタミンEは、活性酸素などによる生体内の酸化的障害を防ぐ作用とともに、生体膜の安定化作用があります。そのため、血行を促進し新陳代謝を活発にします。また、アンズなどに多く含まれている脂溶性のカロテノイドも、活性酸素を除去し皮膚や粘膜上皮細胞の機能を保つ働きがあります。

 若い肌はみずみずしく弾力性に富んでいます。しかしながら、年を重ねるとともに、肌にはしみができ、深いしわが刻み込まれて行きます。皮膚の細胞間をつなぎ、肌に水分を蓄えるための枠組みがコラーゲン線維です。コラーゲンは、三本の弾力性のある線維で構成されており、皮膚の弾力、しわに関係します。皮膚が老化して出来るしわは、コラーゲン線維どうしがつながり、弾力性や伸縮性に乏しい構造に変化するためですが、ビタミンCを摂取すると皮膚の弾力性や伸縮性を保つことが出来ます。

 以上のように、果物には、ビタミンCやEが豊富なのでしみ、そばかす、しわの予防に効果があります。




□ 食育コーナー

1月24日〜30日は全国学校給食週間です。今年の標語は『みんなで食べると楽しいね。学校給食から広がる笑顔の輪。』です。

 学校給食は、明治22年に貧困児童を救済する目的で始められましたが、昭和19年に戦争のため給食が中断されました。戦後、昭和21年12月24日から、東京・神奈川・千葉の三都県の学校で全児童を対象に試験給食が行われました。これを記念して、毎年、冬休みと重ならない1月24日から1週間を全国学校給食週間としています。文部科学省は学校給食週間にちなんだ展示を「ニッポン食育フェア」に出品しました。

 1月15〜16日に、東京国際フォーラムで行われた「ニッポン食育フェア」(農林水産省提唱、地域に根ざした食育推進協議会(社)農山漁村文化協会主催)のWEBレポートは下記です。悪天候の中、2日間で24,963人が来場したとのことです。写真が豊富に掲載されているので当日の様子がよく分かります。
 http://mmsc.ruralnet.or.jp/sf2005/




□ 今週の学校給食レシピ

○ 高知市の学校給食レシピ「リンゴサラダ」

・材料(4人分)
 りんご 1/2個、きゅうり 1本、キャベツ 4枚、酢 小さじ2杯、サラダ油 小さじ1杯、塩 少々、コショウ 少々、おろしリンゴ 大さじ1杯

・作り方とできあがり写真は下記
 http://www.city.kochi.kochi.jp/2005/kyushoku/index_1.html

○ 高知市の学校給食レシピ「梅肉あえ」

・材料(4人分)
 もやし 120g、きゅうり 80g、刻みコンブ 2g、砂糖 小さじ1杯、、酢 小さじ1杯、淡口醤油 小さじ1/3杯、梅干し 小さじ1杯

・作り方とできあがり写真は下記
 http://www.city.kochi.kochi.jp/2005/kyushoku/index_1.html




□ 健康ニュース:日本食品標準成分表改定

 学校給食や食事療法、ダイエットのための献立づくりなどに利用されている日本食品標準成分表が改訂されました(文部科学省1月24日発表)。今回の改定では、食品を100グラム食べた場合、脂肪酸をどの程度摂取できるかを食品ごとに示しています。そのため、リノール酸やドコサヘキサエン酸(DHA)など健康によいとされる脂肪酸を、どの食品から選んだらよいなどが分かります。ビタミンAやEの算定方法も変更されています。また、「日本人の食事摂取基準2005年版」と一緒に使いやすいようになりました。刊行は3月を予定しています。



□ 読者から

 私は,リンゴをしっかり噛んで食べます。リンゴは,噛めばかむほど,おいしい。甘い(甘すぎない)ジュースが口の中で広がります。昔のリンゴは,噛むのに耐えられなかった。酸っぱさがあったからですが,今は本当に美味しい。美味しい果物をたくさん作ってください。歯ごたえや,触感もたまらない。リンゴの季節・柿の季節・梨の季節・ミカンの季節・・・・いいですねえ!!(群馬県 K)




☆ 編集部より ☆

 子供たちが、わくわくしながら自分たちで料理を作って食べる。このときのわくわくした気持ちに果物の収穫の喜びや農作業の感動なども詰まっていてほしい。(tnk)

 みかんの有効成分であるβ−クリプトキサンチン、ヘスペリジン等は皮の部分に多いということですが、そのまま食べるとやはり苦み等があるのでオーブンで「焼きみかん」にすると食べやすくなるようです(有効成分は加熱に強い)。(N)




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