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■ 果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防

      
果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防

 
      
□ 果物摂取でしみ・そばかす・しわの予防

 しみ、そばかす、しわの予防には果物の摂取が有効です。日焼けをすると肌が黒くなりますが、これは紫外線の影響で作られる黒い色素メラニンの働きによって起こります。この現象は皮膚の非常に浅い部分で起きるので、新陳代謝により細胞が入れ替わり、数ヶ月後、肌は元に戻ります。このメラニンは、紫外線をよく吸収するので、皮膚のダメージを小さくする作用があります。しかし、何らかの異常で、メラニンが過剰に作られると、皮膚の新陳代謝が間に合わなくなり、メラニンは表皮内にとどまり沈着してしみ、そばかすとなります。

 カキやカンキツなどに多く含まれているビタミンCは、メラニン色素の合成に関与するドーパキノンをドーパに還元する働きがあり、色素生成の進行を阻害します。また、メラニン自体を無色の還元型メラニンに変換して肌の色を元に戻します。

 できてしまったしみやそばかすをとるには、皮膚や粘膜の新陳代謝を活発にする必要があます。新陳代謝を活発にするには、ビタミンEの摂取が有効です。モモやキウイフルーツなどに多く含まれているビタミンEは、活性酸素などによる生体内の酸化的障害を防ぐ作用とともに、生体膜の安定化作用があります。そのため、血行を促進し新陳代謝を活発にします。また、アンズなどに多く含まれている脂溶性のカロテノイドも、活性酸素を除去し皮膚や粘膜上皮細胞の機能を保つ働きがあります。

 若い肌はみずみずしく弾力性に富んでいます。しかしながら、年を重ねるとともに、肌にはしみができ、深いしわが刻み込まれて行きます。皮膚の細胞間をつなぎ、肌に水分を蓄えるための枠組みがコラーゲン線維です。コラーゲンは、三本の弾力性のある線維で構成されており、皮膚の弾力、しわに関係します。皮膚が老化して出来るしわは、コラーゲン線維どうしがつながり、弾力性や伸縮性に乏しい構造に変化するためですが、ビタミンCを摂取すると皮膚の弾力性や伸縮性を保つことが出来ます。

 以上のように、果物には、ビタミンCやEが豊富なのでしみ、そばかす、しわの予防に効果があります。




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