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第3回
□ ブルーベリーを鳥から守ろう
ブルーベリーはヒヨドリやムクドリには一口サイズで大好物?な果実です。スズメなども好んで食べるようです。また、ヒヨドリなどは、果実になる前の芽、蕾、花までも食てしまいます。
鳥たちによる食害を防ぐには、ブルーベリーの樹全体を網(ネット)で覆うのが一番効果的な方法です。そのため、栽培農家では鋼管等を利用した恒久的な防鳥ネットを設置し、花の咲く前からブルーベリーを守るために網をはります(この網で雹の害なども防げます)。
網掛け以外で鳥の害を防ぐには、糸類(木綿糸、釣り糸、防鳥糸等)を果実の周りや枝に、比較的密に張り巡らせる方法も、網掛けよりやや劣りますが効果的です。果実の数が少なければ果実のなっている枝全体を袋で覆う方法もあります。袋の中が見える「窓付き袋」もあります。ただ、ブルーベリーは、一つの枝についた果房状の果実がすべて同時に成熟するわけではないので、この方法は収穫するとき不便です。その他にも、色々な鳥除けの器具がありますが、鳥はそうした器具にすぐなれてしまい、効果が長続きしません。
どの様な鳥除けの方法も被害が出てから対策をしたのでは遅すぎます。一度ブルーベリーを食べた鳥は、その場所を餌場と思っていますから何度でも来ます。この状態で網を張っても隙間をみつけて中に入ります。そのため、鳥除けの効果を高めるには、初めから鳥に餌としては手出しができないと思わせることが大切です。鳥害を防ぐにはとにかく慣れさせないこと、追い払うこと、人は怖いものだと思わせることが大切です。鳥のために「餌」を作っているのでなければ!
(「防鳥ネットでブルーベリーを被覆する方法」に続く)
(2005/6/24記)
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