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 勝ちゃん家庭で楽しむ果物作り
  こんな時どうする



      

第35回

□ 家庭で楽しむブルーベリー栽培3


ブルーベリーと土壌水分
 ラビットアイ系はハイブッシュ系より多少乾燥に耐える性質をもつとされていますが、根群域の浅いブルーベリーでは土壌水分の不足は他の果樹より生育に大きく影響します。乾燥期には樹の生育に合わせて適量の土壌水分を保つため、保水性を高める有機マルチ(土壌表面にピートモスやわらなど有機物を敷いて土壌表面を保護する)と共に灌水が必要です。

 時期としては、新梢が伸び始める春から夏にかけての期間で、果実の肥大初期や後期に十分な水分が必要です。この時期は梅雨期に当たり適度の降雨がある場合は灌水を必要としませんが、乾燥の程度により灌水を心がけましょう。特に、梅雨明け後における高温時は乾燥させないよう注意が大切です。

1)水の与え方
 同じ晴天でも気温が35℃以上の場合と30℃以下の場合では乾燥程度も大分異なります。灌水は日中を避けて、早朝や夕方が望ましいのですが、ブルーベリーの新梢の先がしおれ始めたときは水分が不足始めているので、その時は日中でも灌水しましょう。

 良好な生育には生育期間中に1週間当たり25〜50mm程度の降雨があることが望ましいとされており、この量が潅水の目安となります。これを1平方メートルあたりに当てはめると、25〜50リットルとなるので、乾燥程度を考えながら、地植えでは成木で1本当り1回に30〜50リットルを灌水の目安としましょう。

 鉢植えの場合は出来れば毎日、朝と夕に鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与えましょう。ただ鉢受け皿の溜め水は加湿となり、根腐れを起こすので捨てておきます。

2)乾燥を防ぐには
 有機物のマルチが有効です。ピートモスで根の周辺をマルチ出来ることが望ましいのですが、経費の点から考えれば、イナわら、麦わら、刈草、落葉、のこくず、もみがら等の有機物で十分です。雑草防止に利用されている黒のポリマルチは水分蒸発や雑草抑制には効果的ですが、ブルーベリーの生育のためには有機物のマルチが望まれます。有機物の敷く厚さの目安は5〜10cm程度としましょう。(K. Suzuki)


(2006/8/25記)



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