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第36回
□ 家庭で楽しむブルーベリー栽培4
今回は、ブルーベリー栽培の月別の作業内容を紹介します。
1、2月(休眠期、休眠完了):整枝・剪定、基肥施用 3月(発芽開始期):苗木の植え付け、鉢替え、挿し木(休眠枝ざし) 4月(開花期、新梢伸長期):人工受粉、水やり 5月(果実の肥大期):新梢管理、ひこばえの整理・除去、害虫の防除(コガネムシ類:捕殺) 6月(果実の肥大・
着色期、早生品種成熟期):新梢管理、摘心、害虫(コウモリガ対策:まめな除草)鳥害対策、追肥 7月(中生品種成熟期):収穫、追肥、鉢植え幼木の植え替え、挿し木(緑枝挿し) 8月(晩生品種成熟期):収穫、防鳥ネットの片付け、追肥 9月(新梢停止・充実期):収穫、病害虫防除(被害が多かったとしは越冬する卵や幼虫の防除) 10月(紅葉期):植え付け、マルチ 11月、12月(落葉期):整枝・剪定、基肥施用、マルチ
病害虫対策 ブルーベリーは病害虫の発生が少なめの樹種で、農薬による定期的な防除の必要はあまりありません。しかし葉を食害するコガネムシ類やミノムシ類、ハマキムシ類、イラガ類が発生することがあります。ミノガ類の発生で放っておくと樹の葉が食害され、丸坊主になるほどの被害を受ける場合があります。また、コガネムシ類、イラガ類などによる葉の食害被害が見られる場合もあります。その場合はできるだけ早期に捕殺などで防除を行ってください。そうすれば、農薬散布を控えることができます。
その他、病害虫を防ぐには、落葉や剪定枝の処分や株まわりの草取り(コウモリガ対策)をまめにしてください。こうすると、病害虫の密度が減るので無農薬で栽培・収穫することができます。ただ、庭植えなどでは、他の庭木との共通病害虫などもいて、やむを得ず農薬を使用する場合も出ると思います。その場合には、農薬登録されている薬剤を使いましょう。農薬は対象となる樹種が決められているので、発生する病害虫に効果のある薬剤であっても未登録農薬は使用できません。 (K.
Suzuki)
(2006/9/8記)
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