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第37回
□ 家庭で楽しむブルーベリー栽培5
ブルーベリーに使用可能な農薬
使用できる農薬は、ブルーベリーを対象として登録された農薬以外に、果樹類、落葉果樹、ベリー類として登録されている農薬も使用できます。なお使用可能な農薬であっても登録期限が切れたり承認が取り消されている場合もあるので、使用に際しては注意が必要です。
ブルーベリーに使用可能な登録農薬の一部を下記に示しました。散布などにあたっては農薬のラベルに記載されている使用方法に従ってください。
(A)害虫:ハマキムシ類(ガードジェット水和剤、エスマルクドライフロアブル)、
ケムシ・ハマキムシ類(ファイブスター顆粒水和剤)、イラガ類
(デルフィン顆粒水和剤)、ドクガ・マイマイガ(サイアノックス水和剤)、カイガラムシ類(石灰硫黄合剤、ダーズバン水和剤25)、コガネムシ類の幼虫(バイオトピア)
(B)病気:斑点病(トモオキシラン水和剤、フジオキシラン水和剤、ストロビードライフロアブル)
(C)剪定等の切口保護材(トップジンMペースト)
主な害虫の生態と対策
(A)コウモリガ(対策:雑草等の処理)
地面に産卵された卵で越冬し、翌春ふ化した幼虫はギシギシ、ヨモギ、カヤなどの雑草を摂食しあう程度発育した後、6月頃から果樹類などを含む樹木類の木部に食入して加害し冬を越し7〜8月頃蛹化、9〜10カ月頃成虫になり産卵する。
(B)ミノムシ類(対策:幼虫の捕殺)
オオミノガ:6月下旬〜7月にふ化した幼虫は8月下旬まで食害する。
チャミノガ:幼虫は7月中旬〜8月にみられ10月中旬〜11月中旬まで食害する。
(C)コガネムシ類(対策:成虫の捕殺)
マメコガネ:成虫は5月〜9月まで加害するが初夏が最も多い。コガネムシ類の幼虫はバイオトピア剤で防除 (K.
Suzuki)
(2006/9/15記)
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