|
第18回
□ 美味しい桃の見分け方
店先に並ぶ桃は,どれもピンク色で,美味しそう。
でもよく見ると,誰かが触ったらしく,指の跡がついていることがあります。
桃を押すと,そこから果肉の色が変わります。
桃は絶対に指で押さないで・・・・。
桃の硬さを確かめたい。気持ちは,分かります。
では,桃はどこを見るか。
どうやって美味しい桃を探すか。
まず,桃のにおい。そして,
桃をそっと裏返し,後ろを見る。
「ホズ」と呼ばれる「なり口の木」がついているものは,まず大丈夫。
熟した桃は本当に重く,桃の実自身,自分を支えるのに苦労しています。
ちょっと風が吹いても,自身の重みで落下します。
すると,「ホズ」を付けずに収穫とあいなります。
こんな桃を「エンが切れた」とか「エンが切れてる」といいます。
桃農家のおじさんは,地肌の緑味が取れて,赤味の入った桃を収穫します。
そして
「ホズ」付の桃になります。
これなら本当に美味しい。
あとは完熟を収穫する桃農家さんを見つける・・・これに尽きるかな。
幸運を祈ります。
上から見ると秘密は分からない。
左「ほず」あり,手で収穫の桃。右「ほず」なしの桃。
でも,桃を持って裏返すと,果物屋さんにイヤな顔をされると思います。嗅覚を最大限に鍛えて,桃の匂いから,美味しい桃を判断してください。
(2005/7/26記)
御感想などのメールをお待ちしています。
お便りは右の図をクリックしてお送りください→
無断転載は、引用を含めて、お断りします。 ご協力に感謝いたします。
Copyright 2005 家庭菜園の果樹 All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
|
|
|