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第21回
□ 生理落果−その2
落ちている栗のうち,茶色になったイガを見た子供が,
「この中には,もう栗が,入ているの?」と眼を光らせた。
今、落ちたイガよりも,小さいその実でも,色から稔りを想像したのだろう。
その茶色いイガは,落ちてから数日たち,緑が枯れたものだった。
「生理落果」の栗を良く見たい。
落果実の全部が,軸木(花托)を7ミリほど付けていた。
栗のイガは,一人前に,触ると痛い。
イガグリ頭のような感触だったあの(第7回いがぐり頭の・・・)栗がなつかしい。
「イガは,他の動物に食べられることから,栗を保護している。」とすると,もう栗になっているかもしれない。
イガが痛いので,ハサミを2つ使った。
イガを,はぎ取るように切り除き,栗をイガもろとも2つに割った。
イガの中で,栗の実は,頭(底の部分)を花托に付けて,それでも3つ並んでいた。
落下せず,木についてる栗も,今ごろはこの大きさだろうか。
生理落果の栗も,だいぶ大きくなりました。マッチと大きさを比べてください。
イガを割ったところ。栗が3つ並んでいた。
(2005/7/31記)
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