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第22回
□ 読者の方からのご質問にお答えします
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第14回 薬味
Q:「サンショ」とあるのは,サンショウの間違いではありませんか?
A:「サンショ」とは,サンショウの約ですが,漢字では山椒と書き,「さんしょ・さんしょう」と読みます。どちらでも良いと思います。ここ前橋でのお年寄りの方は,サンショと発音される人が多いようです。
Q:「アゲハチョウ」は,サンショの葉を食べるのですか?
A:虫はそれぞれ食べる草(食草)が決まっています。
アゲハチョウの仲間にも,いろいろあります。普通に見られるカラスアゲハ・モンキアゲハ・オナガアゲハ・アゲハなどの幼虫では,食草がサンショやカラタチなどのミカンの仲間の葉です。そこで母親のアゲハチョウは,子供のために,エサとなるサンショやカラタチの葉を探します。うろうろと飛び,卵をそれらの葉に産み付けます。
チョウは,完全変態の昆虫で,卵→幼虫(アオムシ)→さなぎ(まゆを作るものもいます)→成虫(チョウ)と形を変えます。サンショを食べるのは,正確に言うとアゲハの幼虫です。成虫のチョウの口は,ストロー状態で,花の蜜を吸う口です。草や葉は,食べられません。普段は,ストローを丸めてしまってあります。
チョウを捕まえる機会があったら,砂糖水を脱脂綿に含ませて,チョウの口(だと思われるあたり)の近くに持っていき,ストロー型の口が伸びるところを観察してください。
私ごとですが,「モンキアゲハ」という言葉を初めて聞いたとき,猿のモンキーを想像しました。その人が「モンキィアゲハ」と発音していたからです。
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第19回 イチジクの涙
Q:摘心とは,どんなことですか?
A:植物はどこが大きくなるのでしょう。答えは,植物にもよるでしょうが,多くは先端部分です。ここの細胞は,小さくたくさん詰まっている状態です。こういうところを成長点といいます。この部分を摘んで除去すれば,成長が止まります。(成長は続きますが,摘まずにそのままにするより,ずっと小さく育てることができます。)成長点(芯:しん)を摘むことを摘心といいます。
(2005/8/1記)
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