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第２７回
□ 万博に行ってきました。その３
ー 中が見たいココナッツヤシ ー
やしの実を見つけた。
ベトナムパビリオン
昔、東南アジアを旅したとき
「椰子のジュースを飲みたい」と話したら
「あんなまずい物はない。ぬるくて、味があるのか無いのか・・・・」と同行の仲間が嫌がるので止めた。
でも、どんなものか試したかった。
そのときの欲求がよみがえった。
ベトナムの椰子は、うっすらと甘く、冷たく冷え、ちょっぴり青臭かった。
椰子の実を捨てられず、家に持ち帰った。（結構、重い）
中が見たい。
ココナッツミルクが見たい。
えっ、
ココナッツミルクとココナッツヤシは、同じもの？
確かめよう。
硬い、意外とかたい。
冷凍用包丁で引き始めた。
なかなか進まない。
家中の者の仕事となる。
途中で硬いものに突き当たり、休止。
翌日、再挑戦。
出刃包丁で、むく。
皮のようにむける。でもつらい。
なかなか正体を現さない。
３時間後、
やっと穴の中に、ココナッツミルクの元らしきものを発見。
これって？
それは、ココナッツミルクの固まったコプラと呼ばれるヤシの種子の胚乳でした。
種子の胚乳＝乳（液体）は、ストローで飲んだあとで、穴になっていた。
そして、私の大きな穴が埋まった瞬間でした。
家に持ち帰ったヤシの実
冷凍用包丁で回り中を引く。たいへんな作業となる。
出刃を突き刺し皮をむく。
ヤシの中心、果実の種子の胚乳に届く。中心はストロー用の穴。
やしのコプラが見える穴の拡大。
(2005/8/20記)
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