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第４５回
□ 死海体験をしたかった
愛知万博・ヨルダン館では，死海体験をさせていた。
でもそこで，死海の体験ができなかった。体験の入場料は１０００円。
死海体験がしたーい！
死海の塩分濃度は，３２％とも３５％ともいう。
食塩の溶解度は，４０℃で３６．３。
１００ｇの水に飽和する食塩の量が３６．３ｇ。
すると１３６．３ｇの飽和食塩水には，３６．３ｇの食塩が溶けていることになる。
えーっと，パーセント濃度は，塩分が食塩水に占める割合だから，
３６．３÷（３６．３＋１００）×１００＝２６．６３％
うーん，２６．７％で食塩は飽和しているぞ。
死海の塩分濃度が３２～３５％というのは，どういうことなの？？？
塩分という言葉がクセモノだな。
「塩分＝食塩ＮａＣｌでなくて，硫酸カルシウムや塩化マグネシウムや塩化カルシウム，硫酸カリウムなどなどいろいろな塩類をまとめて３５％ということだろう。」とひとりで納得した。
では，３５％の海水を作るには，どのくらいの水と塩分と，費用が必要か？
３５％の死海の塩分濃度とは，水６５ｇに塩分３５ｇのことだ。
子供用プール（または浴槽）に２００リットル（２００ｋｇ）の水を入れるとすると，
６５ｇの水：３５ｇの塩分＝２００ｋｇの水：１０７．６９ｋｇの塩分
１０７．６９ｋｇかあ，少々重いなあ。
１０７．６９ｋｇの塩分のうち１７．６９ｋｇを食塩とし，残り９０ｋｇを死海の塩で補う。
食塩が税込み２５ｋｇで１，７２３円，死海の塩が２５ｋｇ×４袋で４２，０００円。
合計４３，７２３円があれば，死海の水モドキが２００リットルできることになる。
ヨルダンに行くことを考えると安い。
でも，一人で死海体験をするのには，少々お高いかな。
※死海浴では，浮遊体感だけでなく，温泉同様のリラックスと美肌効果もあるらしいことを最近知りました。
ヨルダン・アジェルンの女性たちによって作られたティポットカバー（愛知万博ヨルダン館にて購入）。今、便利に使っています。
死海体験が見学に変わり，浮いた時間でイギリス館へ入る。
(2005/10/14)
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